30代女性の自転車事故につき、過失をゼロにして賠償金を4倍以上に増額させた事例
年齢:30代(前橋市)
職業:公務員
年齢:30代(前橋市)
職業:公務員
病傷名 | 右母指骨折 頚椎捻挫 腰椎捻挫 |
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解決方法 | 相手方保険会社との示談交渉 |
ご依頼前の後遺障害等級
併合13級ご依頼後の後遺障害等級
併合13級ご依頼前の金額
163万円ご依頼後の金額
674万円増額分
511万円賠償額の詳細(抜粋)
損害項目 | 当事務所に ご依頼前 | 当事務所に ご依頼後 |
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傷害慰謝料 | 37 万円 | 107万円 |
後遺障害逸失利益 | 82 万円 | 388万円 |
後遺障害慰謝料 | 57 万円 | 180万円 |
ご相談・ご依頼のきっかけ
歩行者 対 車の事故。
前橋市在住の30代女性が自転車で交差点を左折したところ、同じ交差点を右折しようとした加害者の運転する車が自転車の後部に衝突して事故が発生しました。
女性は右手親指の骨折等のケガを負われ、約半年の治療期間を経て、事前認定(加害者の任意保険会社を通じた後遺障害の認定手続)により併合13級が認定されました。
【併合13級】
- 右母指の欠損障害について13級7号「1手のおや指の指骨の一部を失ったもの」
- 頚部痛などについて14級9号「局部に神経症状を残すもの」
- 腰痛などについて14級9号「局部に神経症状を残すもの」
加害者の保険会社から示談案の提示を受けた段階で、「保険会社の提示してきた示談金額は妥当なものなのかを聞きたい」とのお問い合わせ被害者の方から頂き、当事務所での法律相談を経て、ご依頼となりました。
当事務所が対応した結果
裁判基準(弁護士基準)での交渉
ご依頼頂いた後、加害者の保険会社との間で示談交渉を行いました。
保険会社が被害者の方に提示した示談金額は、まず傷害慰謝料や後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益の額が、裁判所の基準で算定される額を下回るものでした。特に、後遺障害慰謝料や後遺障害逸失利益については自賠責保険基準で算定した金額であり、裁判所の基準で算定される金額を大きく下回るものでした。
また、保険会社が被害者の方に提示した示談金額は、被害者の方に10%の過失があることを前提に算定されたものでしたが、事故の発生状況は追突事故に近く、被害者の方に過失がないとも考えられる事故でした。
以上を踏まえて、傷害慰謝料や後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益について裁判所の基準をもとに損害額の算定を行うこと、過失相殺を行わないこと(被害者の方の過失割合を0%とすること)を加害者の保険会社に対して求めました。
裁判所基準での金額獲得、過失をゼロに
示談交渉の結果、傷害慰謝料や後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益については裁判所の基準により算定した額が認められました。
また、過失割合については、被害者の方の過失割合を0%とすること(過失相殺を行わないこと)が認められました。
その結果、ご依頼される前の保険会社からの提示額(約163万円)の4倍以上の金額(約674万円)まで増額させることができ、示談による解決となりました。
弁護士の所感(解決のポイント)
交差点を左折しようとした自転車と右折しようとした自動車との事故であり、それだけ聞くと自転車側にもある程度の過失がありそうにも思われました。
ところが、被害者の方からお話を聴いたり、刑事記録を取り寄せて確認してみると、実際には、左折をほぼ完了していた自転車に、右折しようとした自動車が後ろから衝突したという事故であり、追突事故と評価できるような事故でした。
今回のケースのように、交渉で、過失割合についての保険会社の主張を覆すことが出来ることもありますので、保険会社の主張する過失割合に納得出来ない場合には、一度ご相談ください。
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